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ニコニコフィルムとは・・・

我々ニコニコフィルム(通称=ニコフィル)とは2005年に東京工芸大学の映像サークルとして旗揚げされた若武者集団のことです。

矢島仁准教授の指導のもと、映画の基礎となるモノクロフィルムの仕組みを学び、撮影・編集はもちろんのこと、暗室での現像、プリント焼きやネガ編集などの工程もすべて自分たちで行ってきました。しかも、現像においては機械ではなく、自分たちでフィルムを木のリールに巻き付けて、お手製現像液の入ったタンクに漬け込むという極めて原始的な映画創成期並みの手法です。このことによって我々は撮影以外の映画技術にも関心や向上心が芽生え、フィルムに愛着を持つという他の学生が学び得ることができなかった未来への遺産を手にすることができました。

デジタル化が進む映画業界ではありますが、映画を作るということにおいては必ずこのフィルムの知識と経験は欠かせないものになると強く信じています。「映画はフィルムだから映画なのである」という誰かの名言もわかるような気がする今日この頃です。

また、その技術の視点から映画を見るということも養えたおかげで、現在の日本映画の技術面の衰退を痛感することができ、自分たちが今後の映画界の新しい風と成るべく、奮起している次第であります。

ニコニコフィルムのこれから・・・

ニコニコフィルムはこれからもフィルムと共に映画の繁栄に貢献していくと同時に、日本映画が失ってしまった映画精神の再形成と継承に力を注いでいきたいと思っています。

闇に射す一筋の光・・・それが映画だ!

これこそがこれからのニコニコフィルムの、または映画界の進むべき道だと考えています。映画で世界を救うことはできないかもしれませんが、映画で世界を救う人たちを少しでも多く生み出すことは可能だと思っています。

それにはまず、映画業界の負の部分の撲滅と、素晴らしき映画文化の教育的繁栄を実行していくことが不可欠だと考えてします。

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